ブラコンじゃねーし。

兄貴はいつも自分の前にいて、僕の興味を持つことを、

僕より先に見付け、勧めてくる。

もしくは、兄貴が興味を持ったモノに僕が興味を持っているのかもしれない。

いつも兄貴の真似をしてきた。

バイクやバンド、芸術系に興味を持ち、ネトゲ()笑 も。

兄貴はかなりセンスの良い人間だと思う。

発想力・独自性・感性。何をとっても僕より上だ。

兄貴は実家を継ぎ、僕は隣県でのほほんと過ごしている。

そんな兄貴に、先日、従兄弟の結婚式の最中、こう言われた。

『おまえは恵まれているのに、なんでそうなったの？』

『見ていて腹が立つ』って。

意味不明だったけど、真顔で、怒り気味に、兄貴に、そう言われるとグサリとくる。

まぁ、ちょっと色々と頑張ってみようと思った。

何を？って感じだけど。トータル的にｗ

ツクヅクボーイ。

ん～。なかなかの秋だなぁ。

この季節になると、胸にガシガシくるものがあるね。

なにが？って問われてもハッキリ答えることはできないのだけれど。

たぶん、冬に『良い思い出』が多すぎて、今後も冬がくると

なにか良いこと、面白いことが起きるのでは、と錯覚してるんだろうね。

なんつって。

座敷童子…みたいな。

そう、僕の家には座敷童子が居る。
彼女が住み着いてから、もうすぐ3年になるな。
現れ始めは、何も語らず、こっちから世話してばっかりだった。
最近はというと、育ち、色々と覚え、そりゃもうイタズラ好きで…。

Case_01
風呂に入り、シャワーにて髪を洗ってると、そっとドアが開く。
『なんしよーと！？』　と座っちゃん。
「髪を洗ってるんだよ」　と僕。
『髪？…ふーん』
そして唐突にガチャン！とドアが閉まり、バタバタとどこかへ駆けていく足音。
数十秒後、また足音が近づいてくる。そして、そっとドアが開く。
『なんしよーと！？』　と座っちゃん。ちょっとニヤニヤしてる。
「髪を洗ってるんだよ」　と僕。
『髪？…ふーん』
こういうやりとりが、最低5回は続く…。

Case_02
朝4時に就寝したのに朝6時に起こされる。
しかも、座っちゃんの『3…2…1…ゼロ！！』の合図で起きないと怒られる。
さらに、リビングまでの道のりを『ダンゴムシィ～♪ダンゴムシィ～♪』と
歌いながら、ワンワンスタイルで行進しないといけない。先頭は座っちゃん…。

Case_03
Case_02と複合して、朝一、
『肩車』『高い高い』『飛行機』の三連コンボをせがまれる。
最近はなんとか1セットで終わらせてくれる…。

Case_04
踊りの練習を一緒に行わないといけない。
最近の流行はディズニーのワンマンズドリームだ。
しかも、毎回違う創作ダンスなので、合わせるのが大変だ…。


こんな、ポップでキッチュな座敷童子ちゃんだけど、さすが座敷童子。
彼女のおかげで家は幸せいっぱいだ。