でね、太宰府IC～佐賀大和ICの区間には思い出が沢山つまってます。
中学校前期、通称"旅"と呼んでたんだけど、自転車でまだ行ったことの無い場所&道を徘徊。でね、持ち物はポッキーとウーロン茶(ペットボ トル)。独りで行っていたんだけど楽しかったなぁ・・・って別に友達がいなかったんじゃないよ。ただそんな雰囲気が好きだっただけ。
中学校後期、旅の範囲も拡大。そうそう、高速道路って山沿いが多いじゃない？で、高速に沿って小道があんのよ。たいがいね。でそこを徘徊。今度は友達数名と行動。で、基本的には捨てられたお宝(エロ本)を探しに・・・それがあるのよ。大量っすよ。
そんな場所には何故か捨てられた下着(女物)が落ちてるんだな。いや、こんなとこでアレしてもらうのは構わないけど、何故捨てる？みたいなね。
で、神秘的な池とかも多数あるのよ。あとお化け屋敷みたいなのも。
何か期待してたんだろうな、変なドラマが起きたりするのをね。
高校までの通学路の途中に見える山に、変なでっかい板があるのを発見。山の頂上付近で反射して光ってるわけ。非常に気になったから行ってみる事に。…見つからない。山の麓から登っても別の場所に出てしまう。色々な道から登ってもダメ。
それで、捜索開始から数ヶ月後、半分諦めながら運転してたら、みかん畑の入り口がなにげにあったんだよね。ちょっと勇気がいったけどそこから入ってみることに。進んでいると、みかんの手入れをしている人を発見。先手必勝なんで…
「カクカクシカジカでこの道通らせてもらえませんか？」と、おれ
「あ～、よかよ。気にせんで通っていかんね」と、おっちゃん
で、ちょっと話をしていると、ミカン畑からひょこっと同じ歳くらいの女の子が現れた。いかにも手伝いしてました。みたいな格好で。おれがいるのが不思議そうにしていて。
とにかくおれは先を急いだよ。で、途中バイクから落ちそうになるような場所も多々あったけど、突き進んで。そしたら着きました！あの変な板があるところに！！
近くで見るとパラボラアンテナみたいな形。とにかくどでかい。色々調べてみたら、ダムと別のダムの情報を交換する中継地点らしい。
正体をつきとめた嬉しさもあったけど、そこから見える景色はものすごかった。いつの間にか夕暮れになっていて、空には雲がうっすらあって、遠くに街が、近くに田んぼが沢山あった。
時間を忘れて景色を見入ってると、後ろで物音が。振り返るとみかん狩りを手伝っていた女の子がこっちを見ていた。しかも、着替えていて。
「なにしてるんですか？」と、女の子
「いや、カクカクシカジカで…」と、おれ
「あ！そうなんですか…」と結構適当な返事。
ってな感じでちょっとばかり話を。
女の子曰く、普通の道からでもココに来れるらしい。おれが変な道を通っていたんで来てみたらしい。みかん狩りを無理矢理親に手伝わされている！って熱弁していた。年はおれの1コ下らしい。
薄暗くなったんで満足して帰宅。
そんな感じで、謎は解けました。その後も月1位でその場所に行っていたな。
新しい道を教えてもらったけど、あえて前と一緒の道を通って。何回か、その後も女の子に会えて。
でも、高校卒業と同時にソコにも行かなくなった…
続く…
